――歌詞です――
この街からおまえの姿が消えて 何度目の謝肉祭、過ぎた後に
俺の元に一枚の手紙が届く 差出人の名前、おまえだった
「これを読む頃に きっと俺は こちらの世界にもういないと思うから」
覚えているか? 朝まで話した 若かったあの頃 何でも語り合えた
俺が街を出てから 時はうつろい 住み慣れた街並みも変わったろう
おまえと過ごした時間をまた一度 それだけがこの胸に今も残る
俺がこの世から 消える前に おまえに伝えておきたい事があるから
ささいな違いを 受け入れられずに まるで掛け違えた 服のボタンのように
一つずつの事 ちゃんと話し合い お互い理解して いけば今もずっと
覚えているさ 俺こそおまえに 若かったあの頃 謝る事ができず
ふたりで創った 歌の詩のように お互い理解して いけば今もずっと
おまえがいなくなったこの街で今 俺はひとりで歌を 歌っている
ひとりで生きてる人たちの為にも 歌を創り続けて 俺は歌う
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