「きっと未来は明るい」
そんな言葉を発する君の顔は暗い
「愛なんていらない」
そんな言葉を発する君は誰かを求めている
「君を救いたい」
そんな言葉を発する僕は本当は僕が救われたいのだ
心心心
心の場所を探してる
きっときっときっと
見つけることは出来ない

君の空っぽと僕の空っぽは
どうして埋まらないんだろう
君の空っぽに僕は触れられない
その事実に僕の空っぽが広がっていく
空っぽが僕らを飲み込んで
ついには皮膚も残らない

「苦しいのは今だけだよ」
そんな言葉を発する君は今の先に行けるのだろうか
「気持ちは伝わるのかな」
そんな言葉を発する君に伝わっているよと無責任に言えない
「僕だけでも信じてくれないか」
そんな言葉を発せない僕はそもそも僕が僕を信じていないから

心心心
心の場所は心臓を
きっときっときっと
取り出しても見つからない

君の空っぽと僕の空っぽは
どうやって埋めればいいんだろう
君の空っぽと僕の空っぽがいっそくっついて
世界を包むのを見つめていたい
空っぽが僕らを飲み込んだなら
ゼロから全てをやり直そう