波の隙間に 命泡に消えて
指の先から零れて還る
砂を集めて 歪な城を建てる
味方は誰もない 独りきり
朽ち果てた この城で
僕は王様 君なら神様
限りのない空が僕に押し寄せてくる
痛み辿り走る水平線
眩しすぎる光向け ただ振り撒いたのでしょう
仮初め 砂の城
君の焦がれた 異国の街へ行く
船は僕らを嘲笑うように
色褪せた 旗を揚げ
辿り着けたら 永遠になれた
どうか掻き消さないでと小波に乞う
羅針盤は明日を指差す
荒れ狂う世界からそれでも守りたいのだと
仮初め 砂の城
眠る君を閉じ込めた砂の城で
永遠を彷徨わねばならないのか……
船出の時は今 祝福の鐘鳴る
消える前に 立ち去らなければ
荒れ狂う世界へと身を投げ進みたいのだと
それでも 僕は……
限りのない空が僕に押し寄せてくる
痛み辿り走る水平線
眩しすぎた光向け ただ振り撒いたのでしょう
さよなら 砂の城
なみのすきまに いのちあわにきえて
ゆびのさきからこぼれてかえる
すなをあつめて いびつなしろをたてる
みかたはだれもない ひとりきり
くちはてた このしろで
ぼくはおうさま きみならかみさま
かぎりのないそらがぼくにおしよせてくる
いたみたどりはしるすいへいせん
まぶしすぎるひかりむけ ただふりまいたのでしょう
かりそめ すなのしろ
きみのこがれた いこくのまちへいく
ふねはぼくらをあざわらうように
いろあせた はたをあげ
たどりつけたら えいえんになれた
どうかかきけさないでとさざなみにこう
らしんばんはあしたをゆびさす
あれくるうせかいからそれでもまもりたいのだと
かりそめ すなのしろ
ねむるきみをとじこめたすなのしろで
とわをさまよわねばならないのか……
ふなでのときはいま しゅくふくのかねなる
きえるまえに たちさらなければ
あれくるうせかいへとみをなげすすみたいのだと
それでも ぼくは……
かぎりのないそらがぼくにおしよせてくる
いたみたどりはしるすいへいせん
まぶしすぎたひかりむけ ただふりまいたのでしょう
さよなら すなのしろ
砂の城
君という神様を失った世界は、滅びてしまうしかないんだ。
この、砂の城のように。
http://piapro.jp/t/ca_s
こちらの作品に応募させていただきました。
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