俯き観た映画を付けては
あなたがただ蟠るだけだ
溜まり始めた 空の缶を
捨てて終わりにしようか
退屈な不幸せよ 日々よ


あなたと過ごした時間は
白昼夢で 昨驟雨の様で
淡く霞んで見えるネオン
脆く儚く堕ていくメロウ
グラス一杯を呑み干して

憂いの色 渇いた朝の音
暫く眠い気がしていたの
自棄に優しかった眼差と
蒼に溶けていった過ちも
あっという間のさよなら

俯き観た映画を消しては
あなたの残り香眺むだけ
味もないサイレースの霈
想う意は泡沫 弾けたの
腫れに酔って藍になって
流し込んで全て忘れよう


愛想笑いでこっち向いて
躰だけ何程満たしたって
もう終着点(おわり)だよ
真実なんて甚だしいから
残る物は美徳でしょう?
瓦数杯じゃ 慊りなくて

ずっと、此処は森の中ね
光なんてものは視えない
嗄れて叫べすらしないな
刺さった棘 抜けないの
染まった青 取れないよ
現と幻と朝といつか夢で

後悔なんて莫迦々々しい
副作用がっている雪化粧
嫌になっちゃうな 嗚呼
一生と続きなどしないよ
輝きなんて そんなもの

鬱めいた言葉を並べては
染み付いた縁 縋るだけ
食む暗い日曜日 将来性
遠のいたはずの優しさを
取っておいて灰になって
私なんて全て忘れようと
したって寸途叶わないよ
「だから、さよなら。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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ブルームーン

閲覧数:414

投稿日:2021/01/03 15:14:57

文字数:561文字

カテゴリ:歌詞

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