いらないものは溢れていて
大切なものは足りなくて
天秤は常に傾いて
感情は常に嘲笑う

嫌いな人は切り捨てて
必要な人は逃がさない
心臓は常に波打って
本物は常に嘘をつく

残酷なほどに優しい君へ
何一つ救えはしないだろう

さぁ駆け出せ 今飛び出せ
小さくとも翼があるのなら
その両手は何を守るの?
愛しくも儚いもの全てを

無力な涙 非力な声
呑み込む言葉 形がない
傷ついた愛は寂しくて
欲しがったものはなんだった?

冷酷なほどに易しい問いは
誰一人解けはしないだろう

なぁここから すぐ逃げ出せ
貧しくとも時代を生きるなら
この両手は誰を守れる?
尊くも脆いもの全てを

一体どこからどこまでが真実で
一体どこからどこまでが偽りか
一体どこからどこまでが僕自身で
一体どこからどこまでが僕以外か
分からない分からない
分かりたくもない

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赤い天秤

閲覧数:16

投稿日:2016/04/02 12:23:02

文字数:373文字

カテゴリ:歌詞

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