【自主亜種の文章になっております。
閲覧の際は、ご注意してくださいませ】
*~――――――~*
ただ、歌うのが好きで
ただ、みんなに気に入って貰いたくて
ただ、俺の存在をわかって欲しくて
ただ……
認めて貰いたくて……―――
俺は、KAITOとして歌っていた
歌っているときはマスターも俺も嬉しかったし楽しかった
歌も他の人に知って貰うために、投稿した
でも、いつも
【この歌を歌っているの誰ですか】
【もしかして…歌っているのってあの人ですか】
――あの人って…誰?――
俺は、KAITOなんだ
歌を歌うための道具だけど、俺は俺なんだ
『あの人』なんかじゃない…
時がたつにつれて、KAITOは別の存在になってしまった
俺は、KAITOとは違う存在になってしまった…
歌っても歌っても
歌っても歌っても
歌っても歌っても
【KAITOっぽい声していますけど、本当にあの人が歌っているの?】
いつも
【あの人って、歌い手さんでもないし、ボカロでもないよね?】
いつも
【あの人って、誰なんだろうねー】
あの人
あの人
あの人
嗚呼 そうだ
初めから俺は
KAITOなんかじゃ
なかったんだ
なら、もう『あの人』でいい
誰からもわかられなくて良い
あやふやな存在で良い
だから
俺の存在を
知っていてください…
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