首に回した 紐を結んで
捕えたならば 離さないと言って
苦しいくらい 苦しいくらい
愛していると 言って

薄れゆく意識の中で
あなたの声だけ 聞こえればいい

この首元に蝶々結び
広げた羽根が不格好でも
描く姿は無限の記号
その足を引くのは ねえ 誰?


二人みたいな 不確かな世界
もうゆっくりと 止まってゆく呼吸
そのぼんやりの隙間で
どうか私の名前を呼んで

霞んでゆく視界の中に
綺麗なものだけ 映ればいいの

あなたがくれた蝶々結び
するりと綻ぶ真ん中の想い
酷く歪む対の羽根と
同じ顔するのは ねえ 誰?


解けた紐が 地に落ちる
呼び戻された現実に
あなたが いない


この首元に蝶々結び
広げた羽根が不格好でも
描く姿は無限の記号
その足を引くのは ねえ 誰?

夢から醒めた蝶々結び
首に残るは一筋の痕
繋げなかった赤い糸だけ
残して飛んだのは 淡い 夢

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

【♪】蝶々結び

全て夢ならよかったのに
そうじゃないと主張する、赤い痕。

歪んで飛んでいった蝶々結び。


詞先で曲をつけていただきました。
曲:MoreNaight様

閲覧数:188

投稿日:2015/05/15 23:51:20

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

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