暗く、狭い、僕の部屋。
目の前はゆがんで、泡が漂う。
光をくれる君は、どんな世界で暮らしているの?

今日も、ただ、ゆらゆら泳ぎ、
ぐるぐる、同じこと考えてる。 
与えられているだけの僕は、なんて小さいのだろう。

想いはつのるばかりで、渦になり消えてゆく。
どうすれば、君のもとへ、会いに行けるのかな?

僕は金魚。水槽の中から、君を見つめる。
それが例え、叶わぬ恋でも、君に触れたくて。

今日も、ただ、ゆらゆら泳ぎ、
ぐるぐる、同じこと考えてる。
いつの日か、僕も君に、“与えること”できるだろうか。

想いはつのるばかりで、渦になり溶けてゆく。
どうしたら、僕の気持ち伝えられるのかな?

愛を込めて、君の為にだけ、歌を歌うよ。
僕の声も、息遣いさえも、聞こえないだろう。 

君のとこに行けるなら、どうなってもいい。
僕は 飛び出した。

僕は金魚。冷たい体は、もう動かない。
ただの金魚。同じ世界では、生きられない。

鰭は乾き、虚ろな目は ぼやけて見えなくなって…
優しい感触…君が、触れた…

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泡沫の金魚

「泡沫の金魚」の歌詞です。

閲覧数:659

投稿日:2013/04/03 00:58:26

文字数:453文字

カテゴリ:歌詞

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