願い、星にかけて~ルカ参戦と加速する物語~
次の街は、広大な海に面したところだった。
「ここは、ボカロRPGの街なんだよ。それぞれの世界に行けるネットロードも、どこかにあると思う。」
リノは嬉しそうに説明した。
いや、何でそんなに嬉しそうにしてるの?
ミクが同じことを思ったらしく、リノに聞いている。
「嬉しそうね。ここ、何かあるの?」
「ここには、リノの友達がたくさんいるからだよ。いつか会えると思うんだ。」
なるほど、リノの友達か…会ってみたいな。
とりあえず、こんな広い街で迷ったら出られない。
リノを見失わないように、着いていく。
途中の店には、いろいろな物が売っていた。
ウンケル帝王液とか…不思議な果実、赤飯おにぎり、レイピア…とてもすごいタコもだ。
あれ、タコを持ってるのって…
「「あ、ルカ!」」
ミクと私の声が重なる。
ルカも私たちを見つけると、タコを投げ捨てて走ってきた。
タコは地面に叩きつけらr…の前にリノがタコを助けたようだ。
「ミク!リン!ちょうど私も皆を探していたのよ!」
「じゃあ、一緒に行こうよ!」
ルカも一緒に行動することになった。
しばらく歩いて、宿をとる。
リノ曰く、ホテルシャルテットの子店舗みたいなところらしい。
本当にリノはこの街をよく知っていた。
道で出会った、長い銀髪に紅いリボンの人や、幽霊のように壁のすり抜け移動ができる人。
リノの友達みたいで、「しばらくこの街にいるから、遊ぼうよ~」とか言っていた。
しばらくゆっくりするつもりだった。
しかし、宿で休んだ私たちは、次の日の朝、すぐにこの街を出ることになったのだ。
それは、いきなりのこと。
私たちは、爆発音で目が覚めた。
この爆発は…VOCALOID STORYの方向だ!!
「何でルカがいないの!?おかしいやろ」
「は、それならGUMIもおらんで」
「GUMIおらんかったら、伸びんやろ」
「GUMI厨自重しろよwクリプトンメンバーじゃねぇか」
「←ルカいませんけどw」
酷い弾幕だ。
ルカはというと、自分のせいで荒れたと、世界に怯えているようだった。
ごめん、ごめんね。私のせいなんだよ。だから…
「ルカ姉のせいじゃないよ。」
ミクと言う。
そういえば、リノは?
「投稿日時を見てみなよ…ボカロRPGの始まり、ボカストを荒らすとか、許さない。」
声が聞こえると同時に、リノが流星群を放つのが見えた。
そうだね、行こうか。とミクが走る。
ルカも立ち上がり、ミクに続いた。
止めて見せるよ、私は音を放つ。
♪~二人のツタナイ世界つなぐひとつの紙飛行機
紙飛行機は速度を上げて、敵の一角を吹き飛ばした。
♪~いつか重力の鎖を解き放ち空へ飛ぶサテライト
♪~半径85センチがこの手の届く距離
浮いた荒らしは、ダブルラリアットにて次々と叩き落とされていく。
すごいコンビネーションだ。
リノの流星群で、荒らしは完全に静かになった。
[リノ、広場にて]
やっぱり、ここにしばらく留まることになりそう。
荒らしが三ヶ所同時に大量発生。
ルアとリナは、それぞれ荒らしを撃退していたらしい。
明らか、誰かの意思だよね…あれ?
こんなところに、矢?
メッセージなのか…
…やっぱり、そうだ。事態が急速に終末を迎えようとしている。
誰が終わらせようとしているんだろう…
とにかく、急ぐんだ。
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