彗星シンフォニー

これは君が忘れかけた僕らの物語
未完成のまま
夜風に攫われ消えてしまわないように
今日も歌うよ

煌めく星を見上げた
まるでいつかの僕らのようだった
そんな聞き飽きたようなセリフだけど
確かにそれに相応しかった

こんな簡単に崩れ落ちてしまう
心だけどそれすら愛おしくて

仄暗い闇さえも君となら
切り裂いて何もかもを灯すから
傍にいて欲しいそんな言葉すら
僕は言えなくて辛くて
悔しくて

あの日描いた日々と違うけど
それでも笑い合えば幸せだ
だからもう泣かないで
君と一緒なら
何処まででも行けると
心に誓った　

泡沫に紛れてしまう
君の姿も思い出せないけど
きっと何よりも綺麗な物だと
それだけはまだここにあるんだ

そうして鮮明に思い出してしまう
ことも全部嘘かも知れないの

だからこの瞬間を僕達は
大事な物に付け加えるんだ
どんな形でもいい
君がいるのなら
どんな星も一番星になる

時には下を向いてしまっても
必ず僕ら前を向けるから
抱え込まないで
君と一緒なら
何処まででも行けるよ
世界の端っこまでも