「ふざけんな！どうゆう病気だよ！？」

「鏡音さん！注意するの何回目だと思ってるの！？」


また来たよ……。この婦長の説教長いんだよね……。

私が入院して１週間くらいたった。
なんか足の方はもう少ししたらリハビリして動くようになるそうです（たまに動かなくなるらしいけどね☆


「とりあえず、もう２度と叫ばないでくださいよ？他の患者様に迷惑ですから。」

「はいはい。」

「本当に聞いてるのかしら………。」

婦長はため息をついて、不満そうな顔してでていった。
もう２度と来んな！あのばばあ！にしても暇………。

窓の外を見ると自分の通っている学校の制服を着た男子と女子が病院の中に入ってくるのが見えた。
髪の色からしてミクとカイト君だろう。

そっか、もう学校の終わる時間かぁ………。

窓の外をもう一度見るとレンが歩いているのが見えた。

あっ、レンだ！でも………隣にいる女の子は誰？

「リン？入るよー☆」

ミクが来てくれたおかげで考えるのをやめることができた。

「ミクー！毎日来てくれてありがとー(>_<)」

「とーぜんでしょ♪ところで何してた？」

「暇すぎて、外見てぼーっとしてた♪」

「えっ！誰かいる？」

そう言ってミクが窓の外を見る。
笑顔だったのに、急に無表情になった。

「ねー、ミク？誰かいた？」

「な、なんで？」

「んー？何がぁ？あとね、ミク、ベッドの上にのるときは靴脱いでね？」

「あ、ごめん………。」

そう言ってベッドに腰を掛けた。
まぁちょっと上半身動かすだけで病院の前を歩いている人を見れるようにしてもらったから窓（壁）とベッドの隙間少ないんだよね。
暇になったらそこら辺歩いている人でも見てようと思ってね♪

「ミク？どうした？」

あ、カイト君来てくれてたんだっけ………。

「あのね、カイト、リン………。レン君が……。」

「レンがどうした？」

「遠すぎてよく分かんなかったけど女の子と一緒に歩いてた……。」

「そうか……。」

あぁ、カイト君はレンと親友だから何があったかわかってるんだろうなぁ……。

「『そうか……？』何がよ！？リンと付き合ってるのに浮気？ふざけないでよ！？」

「ちょっと、ミク！？落ち着いて！私とレンなら別れたから………。ね？」

「な、なんで？だってずっと『レン君のこと好きなんだ♪』ってリン言ってたよね！？」

「とりあえずミク、落ち着いて。じゃないと私、また婦長に怒られちゃう……。」


……。
落ち着いたら全部説明するか……。