季節を問わず 華やぐ御空
儚く燃え散る打ち上げ花火
雅に彩る笑いや涙
一つ一つに心躍らせた
一体 何が楽しかったんだろう―――
宴も酣 目醒めた場所は
機械仕掛けの白黒野原
はいから鍵屋は錆びた鍵作り
老舗の玉屋は笑い者
「観ておくれ 私の花」
一つの花火が声上げる
掛け声望んだ紅の炎が
虚空の間に花開く
誰も 観てはいない―――
空に昇った理想の花が
見上げた人々の 世界を飾る
硝子の瞳に花火焼き付けて
輪郭だけを指でなぞる
どれほど粋を集め 光 放とうとも
鍵を施した窓は もはや壁で
隙間から伸びた手は 花火掴み
淀んだ馬穴の水へと投げ捨てる
冷たく滴る闇の世界で
萎れた花火達が 溶けていく…
時代を問わず 響く野原
大地に蔓延る 線香花火
"儚き運命"と 心に釘打ち
小さく火花を撒き散らす
「意味も無い 捨ててしまえ」
一つの花火が燃え上がる
手拍子望んだ蒼の炎が
虚空の間に花開く
全てを焼き尽くすまで 燃え尽きるものか―――
空に昇った悲愴の花が
見上げた人々の視界を飾る
心に響いた氷の波紋
溢れる雫は何処へ行く?
燻る蒼き炎 冷気に侵されて
熱を失い 煙になろうとも
虚空に刻んだ 影絵の花は
何処かで草木を燃やしてる
人々穢した氷の疵は
歯車回すように 剥がれてく…
紅い花も 蒼い花も
白黒写真に写してしまえば
全て灰色の花
「祭囃子が 聞こえてくるよ…。」
あの日の夢だけ点していく
蛍火みたいな影法師
愉快な童歌 笑顔の輪郭が
虚空の彼方へ昇っていく……
「もう一度あの日へ…」と
呟いた仲間が呑まれていく
夢想の玉屋 焼け焦げた鍵屋
後の祭りで 夢路が終わる
祭囃子が消えたこの世界は 本当に静かだ―――
空に昇った意想の花が
見上げた私の世界を飾る
回る歯車は 止まる事知らず
花弁散らして 写真に変わる
消え行く祭囃子 蘇る喧騒
瞬く刹那に写真は白黒に
色付く景色も 時の波に乗り
地平の彼方 闇に溶けてゆく
仄かに燻る焼け野原
錆びた歯車だけが 生き残る…
花火の輪郭が 消えていく…
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木のひこ
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Messenger-メッセンジャー-
6.
出来損ない。落ちこぼれ。無能。
無遠慮に向けられる失望の目。遠くから聞こえてくる嘲笑。それらに対して何の抵抗もできない自分自身の無力感。
小さい頃の思い出は、真っ暗で冷たいばかりだ。
大道芸人や手品師たちが集まる街の広場で、私は毎日歌っていた。
だけど、誰も私の歌なんて聞いてくれなかった。
「...オズと恋するミュータント(後篇)
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BPM=156
作詞作編曲:まふまふ
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出来立てオスカル
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