いつか誰かから聞いた
″ボクは天才だね″
真に受けて生きたら
僕しか言わなくなってた

そこのけ愚民ども
痛い厨二撒き散らして
過ぎた苦い春を
机の引き出ししまいきれなくて
進めないまま

手を伸ばしたら
欲しいものが絶対
掴めると信じてた
空気すらも
上手く吸えない
ボクは僕は…

いつか周りが噂した
″ひねくれた変な子″
耳塞いで生きたら
それさえ言われなくなった

そこのけ敗北者
指さされるのが怖くて
続く暗い夜に
独りの部屋に逃げ込んで
蹲ってた

手を伸ばしても
意味はないと知ったか
したことないだけなのに
空気にすら
拒絶されたようだ
僕がボクは

数式だって今はもう
忘れてしまって使えない
サボり癖がついたようで
傲慢な自尊心だけ働いて

手を伸ばしたら
誰でもいいから
掴んでくれますか
抜け出したいのに
上手くいかない
僕をボクも

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天才だった少年

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投稿日:2021/03/18 20:54:53

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

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