穴が空いた花瓶から
注いだ水が漏れてく
積み上げた感情なんて
簡単に壊れた

注ぐ愛は無責任で
忘れて言い訳もなくて
枯れた時に思い出すくらい

ぐしゃぐしゃになってしまって色も失って
くしゃくしゃになった君の顔なんて見えない

ごめんねなんて、もう遅くて
空になるには充分で
伝う涙すらさえも
空虚に渇いた

新しい花瓶の中には
綺麗に咲いたアネモネ
想いはやがて枯れて
すぐに散っていく

ぐしゃぐしゃになってしまって色も失って
くしゃくしゃになった君の顔なんて見えない
白昼に夢を見ていたような
短い時間満たし満たされて
縋るよう待ち続けて、咲いて、枯れて
散るの