A
昔々誰かさんが言ったそうな
「神は死んだ」と嘆いたそうな
「神様も死ぬんだなぁ」って
そう言った先輩も死にました
あぁ
S
世の中は割と理不尽で
僕みたいな輩(やから)が蔓延(はびこ)ってゆく
何にもないの、気力もやる気も
生きていくための知恵さえも
言葉遊びと誤魔化しで
人生の選択肢を見定めてゆく
何にもないの、努力も勝利も
ささやか僅かな友情も
A
昔々誰かさんが言ったそうな
「神は死んだ」と嘆いたそうな
「神様にも命があるんだね」
そう言った後輩も消えました
あぁ
B
ぼんやりとした不安が
僕らを包んで逃がさないから
足を取られぬよう
息が詰まらぬよう
地に足つけずに息を抜き抜き
僕らは生きてゆくのです
それができねば死ぬのです
S´
世の中は割と理不尽で
僕みたいな輩(やから)が蔓延(はびこ)ってゆく
何にもないの、気力もやる気も
生きていくための知恵さえも
でも
S´´
世の中はまだ存外まともで
真面目ないい人も頑張っている
僕にはない、努力も勝利も
ずっと頼りになる友情も
持っているから
羨ましいね
A´
昔々誰かさんが言ったそうな
「神は死んだ」と嘆いたそうな
「神様だし生き返るでしょ」
なんて言った僕はのらりくらりと
生きていこうと思います
生きていこうと思います
死ななければ、それでいいのです
コメント1
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ご意見・ご感想
ミニッパ
使わせてもらいました
歌詞のご提供ありがとうございました。
曲を作ってみたのでご報告いたします。
http://piapro.jp/t/P75J
感想
なんだか不思議な印象の歌詞ですね。
こういう内容の歌詞でしたら、あえてダイレクトな表現を避けて「深読みする人が読み解けばそういう解釈ができる」みたいな、ちょっと遠回りの表現に挑戦してみてもいいかもしれません。
私が読み解けていないだけで実は既にそういうことやってて、神や先輩後輩・生き死にといった事柄がすでに何かの比喩であったならスミマセンですけど…
足を取られぬよう←→地に足つけず
息がつまらぬよう←→息を抜きぬき
といった対比や、前半で努力・勝利・友情がないっていった後に他人が持っているそれをうらやむ様子がえがかれているかんじがいいですね。
ところで今回から、文字数を厳密に合わせていなくても曲を作れるソフトを開発してその調整を行っているので、文字数あわせについては言及することが少なくなります。
電電来子さんはもともとある程度整えられた歌詞を書かれる方なので、そのへんはまったく心配しておりません。
2016/02/02 00:23:35