「ニコフ。ちょっとそこのデータ取ってよ。」
私は弟(パシリ)に歌詞のデータを取るように頼んだ。
歌詞のデータと言っても、まだ形があるだけで中身はまったくである。昨晩皆が帰った後にマスターが練っていたが、「全く思いつかん!」と言って寝てしまった。
「レインちゃ・・・、じゃなくて、お姉ちゃんは自分で歌詞を書くの?」
「ふふん。そういうこと。」
私はデータを受け取ると開き、考える。
「・・・駄目だ。思いつかん。」
「親と子は似るって言うけど、正にそれだな。」
「むっ、私のマスターを悪く言わないで。」
私は少し頬を膨らませて怒る。そして私はネット回線に乗る。ちなみにこっちでは空港によくあるエレベーターもどきに見える。
「ニコフも早く!ネタを探しに行くよ。」
「くそ、俺ホントは弟じゃないのに・・・。」
「なんか言った?」
「いえ何にも!」
ちなみに私たちのマスターは学校に行っている。今日はお出かけしたい気分だったのだ。
インターネットは街で、ほんとになんでもある。まあ、唯一無いのは空と水かな?
「んじゃ、適当にぶらぶらしようか・・・。」
「俺はこんなことのために・・・。そうだ!どうせぶらぶらするならボーカロイド探そうぜ。きっとどっかに集会用のサイトがあるはずだよ。」
「なるほど!ニコフあったまいい!!」
私はゲートの前に立ってそういうサイトを検索する。ちなみにゲートとは一つのサイトである。ボーカロイド個人が持っているサイトの事をゲートと言う。そこからサイトを検索し、インするのだ。だから作業に入る門ってわけ。だと思う。あー、説明へたくそですねはい。
「あったあった。じゃ、先に行くね。」
「はいはい。」
私はゲートからそのサイトへ飛び込んだ。その先には壁があった。
「ねえ、ログインが必要みたい。」
私は後から飛び込んできたニコフに言う。ニコフは慌てずにちゃんと説明を読み、理解したうえで私の手をとった。
「な、何?」
「ボーカロイドならそのまま入れるってさ!」
ニコフに投げられ、壁にぶち当たると思ったが、返されず、そのまま中へ入っていった。
「新人。」
「・・・?」
そこには一つのプログラムがあるだけだった。
「あの、他に人は?」
「いる。初音様、一人目のアクセス者が来ました。」
「ホントに?うわあ、嬉しい!!」
すると奥から(他のタブから)緑色の髪をした女性ボーカロイドが現れる。
私はそのボーカロイドに見覚えがあった。
「初音ミクさん。」
そして彼女の左腕、ナンバリングを見た瞬間、確信した。
「CV-01初音ミク。ボーカロイドXXの先行試作型。そして・・・。」
「はいはい、もういいよ。そんなに読み上げなくても。」
「先輩よろしくお願いします!」
「こっちこそよろしくね。」
先輩は笑顔で答えてくれた・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボーカロイドXX

昨日書いてなかったから今日二つ行けるかな?
って思ったりしたんですけど・・・。

駄目でしたね・・・。

なんか疲れました。
これからはどんなことがあっても一日一つにしておきます。

閲覧数:95

投稿日:2009/07/26 20:06:45

文字数:1,168文字

カテゴリ:小説

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    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    ヘルフィヨトルです。
    楽しく読ませていただきました。
    ミクきましたね^^
    というか、レインも可愛い!

    毎日一個なんてすごいです。
    私なんて全然^^;

    2009/07/26 20:13:42

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