さかしまの天球儀
作詞:八白
作曲・編曲:でっち
使用VOCALOID:初音ミクV4X
満月のロウが溶け出して
君と同じ温度になった
水晶の砂のなかで燃える炎は
あどけない蠍の火
無我夢中で駆け出していた
夜の帳が怖くて
ひとりきりでは眠れない夜に
追い立てられて
耳触りのいい言葉ばかり
残るものは何もない
君の心臓を貫いたナイフが
朽ちていく
夢の続き
夢の終わり
夕凪に踊る影法師
青い鳥
檻の外
閉じ込められているのは
新月の海が滲み出して
光る魚は空を泳ぐ
さかさまの、さかしまの、あべこべの、ぐちゃぐちゃのせかい
空はどこまでも続く
カンバスに筆を突き立てた
自分なんて必要ないと思うから
僕は君が好きなんだ
こぼれ落ちた
雪の調べ
凍った音符を切り分けて
ラズベリーソース
胃のなかで奏でる
トロイメライ
君の角度
君の瞳
君の続きになるのなら
僕のコード
僕の支配
もし許されるなら
満月のロウが溶け出して
君と同じ温度になったから
水晶の砂を口に入れて
奥歯で噛み砕いた
新月の海が滲み出して
光る魚は空を泳ぐ
さかさまの、さかしまの、あべこべの、ぐちゃぐちゃのせかい
続いていく
三月のウサギはいつしか
足がないことを思い出す
長く伸びた自分の影の一部が欠けていたから
満月のロウが溶け出して
君と同じ温度になったから
水晶の砂を撒いて
炎が夜空に描き出す天球儀
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