Attention!!
・すべて想像です。
・キャラや場所などは全てオリジナルです。
・設定などは東京電脳探偵団、本家を
参考にしてあります。
第一話
ごく普通のマンションに付けてある看板
扉のところにぶら下がっているだけ。けして有名ではない。
“東京電脳探偵団 事務所”
さぁ電脳ゲームの始まりだ。いつ出動するのだろう・・・。
本の数ヶ月前の話。事務所の前はある人の家であった。
“東京電脳探偵団 団長・神谷城奏”の家であった。
なぜこのような探偵などを始めたのか・・・・。
簡単に言うと、強引。
彼・・・・おっと・・・・彼女は孤児院出身である。
同じ孤児院出身である星野流奈がやりたいという一心、
彼女の家を探偵事務所にしたらしい。
「なんで出たくないのですか、団長さん!!」
「嫌なのは嫌」
彼女が出たくない理由は、人を見ると親への怒りが
出てしまうため。それを知らない流奈は必死だった。
「まぁまぁ、ルナちゃんも落ち着いて・・・」
「だってミウカちゃんも気になるでしょ!団長のスカート姿!」
流奈と同い年で流奈の親友でもある桜井美憂香。
「なんで俺がスカートはかなきゃいけないんだよ!!
ただでさえお前ファ・・・・」
「ファッションですか?」
美憂香が言うと「そ、そう・・・それ」と奏が言った。
「そ、そのファッショ・・・に興味ないじゃねぇか!」
奏が改めて言うが完全に言えていない。流奈は図星のようで
一言も返せなかった。この件はないことになった。
バンッ!!
「!!?」
大きな音を立てて戸が開いた。
「あの!東京電脳探偵団ってここですか!?」
14歳くらいの少女がそう言った。
「違う(即答)」
「団長さぁぁぁぁん!!??」
美憂香と流奈が声を揃えて言った。
「そうですか・・・看板を見てきたのですが・・・やっぱり」
「あぁ、気のせいだ」
「だから、団長さん!いくら人見知りだからって嘘はダメですよ!!」
流奈が奏の耳元で叫んだ。
「う、嘘だからね?ここは東京電脳探偵団だよ?えっと・・・」
美憂香が訪ねると
「北原 美子です。わ、私をこの団に入れてくれませんか?」
流奈と美憂香は笑顔だったが奏だけ返事もしなければ顔にも表さなかった。
奏は何かを感じていたみたいだ。
「いいですよね!団長さん!」
「ぁ・・・あぁ・・・問題児の集まりみたいなものだしな・・・」
と言うと3人は喜んでいた。
「とりあえず、コーヒーでも飲みますか?あ、ミコちゃんも!」
「あ、ありがとうございます」
「あれ?団長さん紅茶派でコーヒーは・・・」
流奈が言うと奏がドヤ顔で
「紅茶は好きだがコーヒーの方がいいな」
と言うと美子がすかさず
「どっちなんですか」
っとツッコミを入れた。奏本人はボケたつもりはなかったみたいだが。
「団長さ~~ん!!」
流奈がPCをやりながら叫んだ。
「あれ?ミコちゃん!団長さ・・・ 「寝ました」
何も動いてはいないのにただコーヒーを飲んだだけなのに
ソファーで横になっている奏を指差した。
「えええ!!?せっかく依頼が来たのに・・・」
「何?きたか?」
「お、起きてたんですか!?」
美憂香と美子が2人の会話を聞きながら笑っていた。
ドンドンドン!!
「ま、また!?」
美憂香が言うと戸が開いた。
「僕らも入団いいかな?」
爽やかなイケメンとクールなイケメンがそこにいた。
その後ろには「私もね~」とハーフだと思われる少女もいた。
すると奏の表情がいつもと違っていた。
人見知りの上に人が増えたというわけではなかった。
表情を変えたのは奏だけではなく流奈もだった。
「え?団長さんもルナさんもどうしたんですか?」
美子の問いかけに流奈が
「オボロ兄ちゃん・・・!?」
するとクールなイケメンが
「あ、よく見たらルナじゃねぇか」
「こ、孤児院以来!?」
彼も孤児院出身の月影朧。流奈はオボロ兄ちゃんとよんでいた。
「団長さんも孤児院じゃ・・・」
彼女は何も言わないまま自分の部屋に入っていってしまった。
誰も知らない、彼女の過去・・・・・・・・・・・彼女の消えた記憶。
「あ、じゃー自己紹介してくださ~い」
と美子が言うと
「僕は、黒崎洸です!」
「私は佐伯えまと申します」
少女が言うと朧が「裏、注意な」と補足した。
「団長さん・・・?」
みんなが帰ったあと流奈が奏の部屋の前で彼女を呼んだ。
「くるな、一人にしろ・・・」
「事情だけでも・・・!」
「おぼえてない・・・」
「え?」
「覚えてるはずなのにおぼえてない・・・・」
「オボロ兄ちゃんの・・・?」
「ちがう・・・!もう1人の・・・」
それきり、いくら問いかけても奏は反応をしなかった。
記憶はない。消されてしまった親に。
それきり彼女は人を嫌うようになったのだ。
双子の弟の犠牲になって・・・・・・・・。
―continue―
コメント2
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ご意見・ご感想
榎本りおん
ご意見・ご感想
小説にしてくれてありがとう!
面白かった!次も楽しみ!
テロてr((
2013/01/18 22:08:12
絢利
いえいえ、こちらこそ!
次回もお楽しみに!
テロ・・・w
2013/01/19 15:59:14
とんぼ玉
ご意見・ご感想
す・・・すごい!!!!!
なんか読んでて楽しくなる、わくわくするオリジナル小説ですね!
2013/01/18 18:15:08
絢利
ありがとうございます!
この調子で書いていこうと思います
2013/01/18 19:01:25