シャワーの蛇口を切り
いつもより長い湯浴み
飛沫に打たれ立ちすくみ

今頃あの人は何してるんだろう
ぼくと同じでバスタイムだったり

ぽわりと思い浮かべる
想い人の一糸纏わぬ産まれたままの白い姿

ぼくは頬を紅くする
ウブな自分が無力で馬鹿で愛らしくて



花屋の前を通りすがり
スンと香る刺激と甘味
視界が世界が色彩豊か

あの人に似合う花はどれだろう
花言葉なんかも気にしたりして

ぽつりと呟いてみる
ぼくにとって貴方はとても届かない高嶺の花

鮮やかな視界が揺らぐ
情けない自分の為に泣くなんて馬鹿らしくて



一方的に思うだけなら自由じゃないか
愛を注ぐだけならぼくが傾けば済む話

ぼくの座り込んだシーソーの対面座席が沈むことはない
今日もぼくは斜め45°の角度から青い空を見上げた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

閉鎖的恋愛心象

私的片想いの心象を一部抜き出して綴ってみました
意味合いとか根底さえ変わってなければ字数変更とか歌詞書き換えとかして下さっても構いません
しかしそもそも誰かのお目に適う詞になってるかどうか…

閲覧数:76

投稿日:2017/05/15 05:28:34

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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