＊A
片足立ち立ち　畑の雀子
擦り切れ息切れ　小鳥が歌う

庭の木　花咲き　集えと香る
舌だし声だし　歌う鶯

＊B
似ても似つかぬその姿
踊り子風情に片足狂い
垂らす吐息は掠れ落ち
それは似たもの同士です。

＊サビ
ああ　そんなあんたは不如帰
そんなあんたは案山子だね
どこか似てるさ　あたし達なら
余興半人　合わせて一人

＊A
片足立ち立ち　案山子が歌う
擦り切れ息切れ　小鳥が踊る

＊B
似ても似つかぬその姿
小柄な御足に小刻み揺れて
鳴らす喉には潤す泉
似ても似合わぬ同士です。

＊サビ
ああ　片足立ちの鶯に
声の出せない踊り子よ
見せてやるのさ　互いを見合い
余興半人　合わせて一人

鳴けぬ鶯　踊れぬ娘
踊る鶯　歌うは娘

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＊A
かたあしたちたち　はたけのすずこ
すりきれいきぎれ　ことりがうたう

にわのき　はなさき　つどえとかおる
しただしこえだし　うたううぐいす

＊B
にてもにつかぬそのすがた
おどりこふぜいにかたあしくるい
たらすといきはかすれおち
それはにたものどうしです。

＊サビ
ああ　そんなあんたはごととぎす
そんなあんたはかかしだね
どこかにてるさ　あたしたちなら
よきょうはんにん　あわせてひとり

＊A
かたあしたちたち　かかしがうたう
すりきれいきぎれ　ことりがおどる

＊B
にてもにつかぬそのすがた
こがらなみあしに　こきざみゆれて
ならすのどにはうるおすいずみ
にてもにあわぬどうしです。

＊サビ
ああ　かたあしたちのうぐいすに
こえのだせないおどりこよ
みせてやるのさ　たがいをみあい
よきょうはんにん　あわせてひとり

なけぬうぐいす　おどれぬむすめ
おどるうぐいす　うたうはむすめ