空へ消えゆくように君は 遥か遠く
指先に残るは わずかな水だけ
花が散りゆくように 時移ろうならば
刹那の白を今 胸に刻み込む
暖かな風が大地を包むように吹いても
この心 満たしてもまた 渇き飢えるだけ
さよなら告げる 水の音 それは形もなく
天昇る 光へと変わり やがて消えていく
それでもなお 雪想フ 白は姿を変え
雨となり 降り注ぐ 今も心濡らす
天へ昇る光は 空を埋め尽くして
さよならを告げゆく 春はすぐそこに
緑また芽吹くまにまに 君を忘れないように
この心 深く刻んで 二度と離さない
春の訪れ 穏やかに 心に染み渡る
芽吹いてく 生まれてく 新しい尊き命
それでもまだ 雪想フ 冬に思い馳せて
雨はまた 流星のように 空へ還る
融雪 花の息吹たち ひとたびの詩(うた)
季節は巡る そしてまた 君と巡り会おう
言の葉 また紡いでく 未だ逢えぬ君へ
会いたいと 強く願う 時節飛び越えてきっと
別れ告げる 水の音 それは形もなく
天昇る 光へと変わり やがて消える
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