俺は事情を聞きだしてすぐに迎えに行くようにレインに言い、その後はインターネットを見ていた。
もちろん歌詞作りのためである。なにか面白いニュースでもあればネタになるのだが・・・。
「ただいま。」
さすがはボーカロイド。帰ってくるのにそう時間は掛からなかった。だが、そこにはニコフ君の姿は無い。
「ニコフはどうした?」
「返してくれなかった。」
「・・・」
こいつ、任務を果たせなかった事を即答しやがった。
俺の殺気を感じたか、レインは慌てて言葉を足してきた。
「いや、あのね。ちょっと、あの場所には立ち入れないよ・・・。」
「どんな場所だ?」
「いや、ニコフの悲鳴が聞こえてさ、そのあとものすごい笑い声が・・・。あと、ものすごく変な声が・・・」
「よし、今日は許してやる。」
俺はどんな状況かを察知して、直結する言葉が出ないうちに事を片付けることにした。
「綺麗に片付けようとするな!俺を見捨てないで。」
「あれ?ニコフ君?」
画面に目を戻すと新しいウインドウが出来ていて、そこにはサウンドオンリーの文字が・・・。
「ひどいですよ。マスター達助けに来てくれないんだから・・・。同姓のカササギさんは結構信じてたのに。」
「その前になんでサウンドオンリーなんだ?」
「それは聞かないでください。」
レインがニヤニヤしながらウインドウを覗く。
「もう、こんな姿をマスターに見られたら俺生きていけないです。」
「ニコフ呼んだ?」
ちなみにリリス先輩は俺のベッドに腰掛けて雑誌を読んでいる。
「マ、マスター?そこにいたんですか?」
「ああ、何やってんの?サウンドオンリーって何?」
「マスター、これには深いわけが・・・」
「問答無用。強制ワード言っちゃうよ。」
強制ワードとは、ボーカロイドが暴走をした時等に使う、ボーカロイドを制御するための言葉である。説明書の長ったらしい文を要約したらこういうことだ。
「いや、止めてください。」
「どんなことがあるか知らないけど・・・。●●●●●●。サウンドオンリー解除。」
「マスター。これだけはホントに止めて・・・。」
泣き声でせがんでもすでに強制ワードは言ってしまったので、ウインドウは消え、ニコフ君が現れる。
「っく。あははは。まさかスク水着せられてるとは・・・。」
「ニコフ・・・。あんたそれ超似合う!カッワイイ!!」
「ぐ、レイン・・・お姉ちゃん。首絞めないで。ルカさんに制限かけられて、自宅に帰るまでは着替えられなかったんだ。」
「言い訳無用!レインちゃん。今日はこいつ捕食しちゃってもいいよ。」
「やったぁ!ニコフ、今日はお姉ちゃんと一緒に遊ぼうね!」
「ぐは!絶対嫌だぁ!!て、レイン・・お姉ちゃん!く、首!」
俺は可哀そうだなぁと思いつつも口を出さずに見ていた。
「じゃ、私は帰るから。」
「マ、マスター!見捨てないで・・・。」
ってホントに置いてくんかい!
俺が呼び止めようとするとリリス先輩は早足で帰っていった・・・。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ボーカロイドXX

なんか、こういうのって
書いてるとついつい遠慮しちゃって・・・。
結局面白いのが書けなかったです。

ニコフ君は十分いじったので、今度はレインをどういじるかな?
とおもっています。

閲覧数:101

投稿日:2009/07/29 18:39:51

文字数:1,236文字

カテゴリ:小説

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  • Hete

    Hete

    ご意見・ご感想

    ・・・
    俺だったらもっといじってるな・・・

    あ、
    独り言です♪

    いやぁ・・・
    Sにはたまらんw

    2010/03/29 09:47:55

  • ヘルケロ

    ヘルケロ

    ご意見・ご感想

    ヘルフィヨトルです。
    読みました。
    いや、もう全然面白いです!
    このほのぼのさというかいじられさというか……
    あ、私、Sじゃないですよ!><

    2009/07/29 18:51:50

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