A
地平の遠くの果てに そびえ立つその木
遥か古(いにしえ)からある 光りまとうその木
(愛の温もりで生まれ 心を手に入れた〝ヒト〟)

命を育むそれを 大切に世話し
新しく生まれゆく 命を暖め大切にした
(人々に愛の結晶を 木に無償の愛を)

B
時は流れ人々は 欲の闇に溺れてく
心を黒くし憎しみあい ついには互いを殺あった(あやめあった)

サビ
木は絶望した 変わり果ててしまった愛のカタチに
【心は黒く染まりはて 木への愛は尽きた 心は黒く染まりはて 木への愛は尽きた】
貧血をおこす みたいに木は倒れこみ嘆き続け
【木への愛は尽きた 木の光りは失われる 木への愛は尽きた 木の光りは失われる】

間奏
(一年の終わりの日に 最後の子を産み朽ちた)

A
陽だまりの中で薫る 真っ赤な瞳の
少年は探していた ほんとの愛情を
(欠落している何か 埋めるために探してる)
人々に問い続ける 〝愛とは何か〟と
人々は応えない 名も知らぬ少年を突き放す
(少年は問い続けた 〝愛とは何なのか〟と)


B
己の名も知らぬ少年 辛かった寒かった 朽ち果ててしまおうとした 消えてしまいたいと思った

サビ
光はなくなり 少年は闇の底で絶望した
【心は黒く染まりはて 人々への愛は尽きる 心は黒く染まりはて 人々への愛は尽きる】
朽ちようとしてた 欠落しきったままのその身体で

間奏
フワリと地面に倒れ 真っ赤な瞳を閉じた 髪をなでるその風も 少年をこごえさせる
名前も思い出せずに 瞳からポロポロと 温かい液体が いつの間にか流れ出す

ラスサビ
温もりを感じ 少年は驚いて目を開いた
冷えて消えそうな 彼を暖める少女がそこにいた
欠落していた 少年のピースがかちりとはまった
思い出した〝愛〟 少年は花になり一面咲く

少年の名前 甘さが漂う〝八重咲きのストック〟

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

八重咲きのストック

ねこじた様の
http://piapro.jp/t/L54gへの応募です。

遥か昔から、生命を育む大木があった。しかし、時がたつにつれて、人々は憎しみあった。それを見て絶望した木。弱っていってしまった。最後の力を振り絞って少年を産んだ。

少年は自分が木の一部だという記憶は全くない。ただ、愛を求めて。命を育む大木の最後の子である彼は、愛が欠落して、消えそうになっていく。そこに少女が現れ、初めて愛を知る。少年はストックという花になった。最後に自分の名前を思い出して。

ちなみに、八重咲きのストックの花言葉は【永遠に続く愛の絆】

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投稿日:2015/10/13 07:29:41

文字数:790文字

カテゴリ:歌詞

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