それは桜舞う季節から始まって
いつのまにか通り過ぎた思い出
いつのまにか傍にあって ずっと続くのだと信じてやまなかった
泣いて笑って怒って目まぐるしくも守られた等身大の世界
けれど時は巡り もう過去のこと
たしかにあったはずの時間は遠く
今君は誰と笑っているの?
それはいつのまにか始まっていて
すれ違い交わって離れていく色
いつかなくなると知っていて ずっと続くなんて思っていなかった
それなのに今だ変わらない私の一番傍にある世界
けれど長く続きすぎれば 世界は歪む
止まらないときのなか 立ち止まる私
進みたいはずなのに 重い足は動かない
思い出だけが優しくて もどかしくて涙が零れた
だから今はさよなら
またいつか交わるその時まで
大丈夫 振り向けばほらちゃんとあるから
もう一度、歩き出すために
ひとつひとつ積み重ねて とまることの無い時のなかで
終わりに怯える私に微笑む
まだ続いてるよ。だからほら、前を向いて
自分の足で歩き出せば 世界は輝くから
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