S
わからないよ 手をつないで
歩く青空の中でなら
君が言った言葉の意味がわかるのかな
なんてわからないね、なにひとつも
言葉にできないくらいなら
いっそ消えてしまおうかな
誰の許可も得ずにまた
A1
「一人きりなんて怖くないことなの」
「裏切られることが怖いのか?」って
知った口を利くあんたは
親切の皮をかぶった偽善者ね
B1
家族 友人 恋人 なんて
見せかけだけ 意味ないだけ
信じられないならあなたたちは
「嫌いだ!」
S
言葉でするゲームなんて得意じゃないわ
ボードでするゲームとかも好きじゃない、嫌いよ
だけど遊ぼうと誘う奴は
優越を感じたいだけね
私を思う気持ちは、私だけの特権なのよ
A2
「なによ、じぃっと見て。あなたは誰なのよ?」
寄り添わないでよ、一人にしてよ
「鬱陶しい」と怒っても、あんただけは
なぜか私の傍にいるの
B2
嫌悪 疑い を向けても
なぜ君は傍にそこにいるの?
「嫌い! 大っ嫌い!
あんたなんかもう嫌いだ!」
S
笑うことも泣くことも抑えてきたのに
なぜだろう
「嫌いだ!」って泣き叫び、君に怒鳴ってた
え?なんで?
「笑いかけるあなたは偽善者なんでしょ!?知ってるわ!」
構わないで!奪わないで!私を思う気持ちを
C
立ち上がり君は言った
「疑うだけが武器じゃない」と
わからない
「君が言った言葉はわからないよ!」って
背中に叫ぶ
S
わからないよ 手をつないで
歩く青空の中でなら
君が言った言葉の意味がわかるのかな
なんてわからないね、なにひとつも
言葉に出来ないのなら
教えてよ君の言葉を、君の口から
私だけに
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