一人きりの孤独なワルツ
月明かりの綺麗なホール(ホゥル)
一人ぼっち夜は明けない
空へと手を出してみた
「誰か迎えに来て」
嗚呼答えは無いままに
声は嗄れていく
聞こえる音は延々と
綺麗なリズムのワルツ
時折混ざる音は
少女の小さな嘆き声
一人きりの孤独なワルツ
月明かりの綺麗なホール(ホゥル)
一人ぼっち夜は明けない
月の温もり感じて
片手暖かくなれど
下ろしたまんまの片手は
冷えたまま寂しく揺れる
ワルツの音が途切れてく
擦り切れたワルツレコード
一人きり残された少女は
見えない誰かと踊り続ける
一人きりの孤独なワルツ
月明かりの綺麗なホール(ホゥル)
一人ぼっち夜が明けゆく
両の手を包み込む
優しい少年の手
嗚呼けれど今度は少女が
彼を置いていく定め
一人きりの孤独なワルツ
日溜りの温かいホール(ホゥル)
一人ぼっち夜はまだ訪れない
二人一緒にいれるのは
日に2回の短い会瀬
空が定めた運命
逆らえないから
一人きりでワルツ
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