優しい誰かがひいてくれた
この平凡でつまらぬ道を
進んでいればきっといつか
普通の大人になれたのに
あちらの果実は美味しいと
あそこの花は綺麗だと
寄り道ばかりをしていたら
いつかの道は消え去っていた
風の便りに聞いた話
虹の先には理想郷
雨上がり架かる七色
この胸に焼き付けて
ここにいるのは誰かなんて
そこにあるのは何かなんて
問いかけたってしょうがないだろ
虹の先に描いた街を
それでも辿りたいと言うなら
きっと見つけ出して
先にあるものはきっと
くだらないものばかりと
見えないものに怯えて
理想の場所はいつしか
真黒に汚れてた
綺麗な場所なんて無いんだと
笑って過ごせたりはしないのだと
誰もが涙を堪えて生きる
そんな世界で生きて行くのだと
あの日見た虹は霞んでしまって
道ももう分からなくなって
くだらないものに囲まれて
死んで死んで死に逝くのさ
あの花の色を忘れない
あの果実の味を忘れない
いつか誰かに伝えるまで
この先どう生きるかなんて
僕は変われるのかなんて
分からないよ
まだ雨は上がらない
虹の先に描いた街を
もう一度思い出す為に
曇り空を見上げて
虹の先に描いた世界は
きっと何処かにあるはずさ
きっと見つけだすよ
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