青い春
          詩:赤りんご@

着慣れた制服
玄関の呼び鈴が鳴る午前7時30分
「おはよう」と見慣れた君の
最後の呼び出し

いつか夢見た青春のど真ん中
膝よりちょっと上のスカート
笑う君の隣で笑う私を
桜が綺麗に送り出す

青い春に魅せられた青春
私達の見えない世界のために
今日も動き出す未来は
淡くピンクに染まっていく

履き慣れないローファー
見たことのない髪に目を向けて驚く私に
「どうしたの?」なんて笑う君の
笑顔は綺麗で

「いつかまた会えるよね?」
ありきたりな会話も仕草も
泣きじゃくる私の顔を君は
泣きそうな目で見ていた

青い春のもう来ない青春
私達の見えない世界のために
昨日と今日と明日と来年を
さ迷う淡いピンクの想い

本当は知っていた
私と君はもう会えない
本当は知っていた
この春はもう来ない来ないんだ

青い春に似合わない
色とりどりの風景が私達を
誘うように惑わすように
淡く手のひらで溶けていった

青い春に魅せられた私達の
まだ見えない未来のための
階段をまた1歩、1歩と
せせこましく駆け上がる度

青い春は私達のようにまた
淡いピンクに染め上げられて
繋がれた手から溢れた想いと温もりが
空に弾けて星になった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

青い春

いやー青春っていいですなー

閲覧数:17

投稿日:2012/04/08 20:40:42

文字数:533文字

カテゴリ:歌詞

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