廃れた心に花束を
今すぐ手向ければ
何か変わるのかな
暗闇の向こう側からは
返事は返ってこなかった
鏡に映された顔は
あの曇り空のように
どんよりとしていて
一瞬の煌めきさえも
目に焼きつけることは
不可能なのかもしれない
愛なんて何処にでも
あるわけでもなくて
心に届きそうにもない
瞬間を写真にでも
おさめれば何か思い出に
なるのかもしれない
溶け込んだ身体は
いつしか眠りについて
誰かが起こしてくれるのを
ずっと待っているんだ
お日様が昇ればきっと
目が覚めることだろう
惹き込まれたあの時から
既に夜は更けていたんだ
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