誰もが何かの加害者で
誰もが何かの被害者で
小さくても何かの
罪を背負っている


それでもお互いに
許し合えているから
今もこうして一緒に居られる
許し合う事を忘れてしまったら
きっとこの世界は崩壊する

沢山の人間の屍が山になり
人間のその業故に
何でも全て暴力で
解決しようとする
それが過ちだと
何故気が付かない？


話し合えば分かり合えることを
話し合わず何も我慢せず
自分勝手に発言し


そんなに自分が大事なら
自分で死んでしまえ
そしたら誰にも傷つけられず
誰も傷つけず
自らに終止符を打つ
勇気もないのに


誰もが何かの加害者で
誰もが何かの被害者で
時に大きな罪を犯す


人間に与えられた言葉を
何故使おうとしない？
それじゃ人間は　
猿以下だ　
同種を傷つける人間などより
猿の方がずっと利口だろ


何故争いをやめない？
何れ地球は人間の屍で溢れるぞ？
何故他人を愛さない？
知らない人間なら
殺しても良いのか？
むかついたから　
殺しても良いのか？


何故自分で我慢しない？
自分が我慢すれば良いだろ？
でも時には言わなければいけない
大切なことはこの口で声で

何故神とやらが与えた
言葉を使わない？
この命と言う大きく
大切なモノをしっかり見ない？
人間に他人を殺める権利など
与えられてはいない　


人間に声があるのは
きっと話し合い
許し合うためにあるのだろう


誰もが何かの加害者で
誰もが何かの被害者で
それでも許し合えるから


誰もが何かの加害者で
誰もが何かの被害者で
罪を背負いながらも
許し合えるから　


その掌は誰かを傷つけるために
あるんじゃない
この掌は誰かを包む為にある
誰かの力になる為にある
暴力以外の力に