包み込んだ水は海の様で
紅(クレナイ)の光が差すのは
外の世界が荒れてるから

できるならば
外の世界へ行かないでと
呼び止めたいよ
でもあなたは進むでしょう
だから私もついて行きます

ありがとう　ありがとう
呟いた声を風がさらう
道に落ちた雫が
蜃気楼に変わって行く

何でかな頬を伝う雫
触れられてやっと気づいた
冷たい雫にあなたの温もり
もっとすがっても良いですか？

あなたと過ごした日々を
忘れないように生きよう
一人ぼっちでも大丈夫なように
いつかまた出会うとき
背中に飛びつくのよ
私はずっと忘れない
絶対にこの日々だけは憶えてるよ

何かに見つめられてる感じ
突き放した光は月のよう
銀(シロガネ)の光が照らすは
内の世界の愛の彩り

できるならば
今の世界を止めといてと
呼びかけたいよ
でも私はできないの
だから今だけ楽しもう

ありがとう　ありがとう
呟いた声を風がさらう
道に落ちた雫が
蜃気楼に変わって行く

ありがとう
最後の言葉