きらびやかな騎士達に囲まれているお姫さま
捨て石の騎士は仲間はずれ
時おり視線を投げ掛ける
温かい笑顔がいつもある
ヒトの手が遠ざける
捨て石の騎士はいらないと
きらびやかな騎士達は冷たい視線を投げ掛ける
必要ないと投げ掛ける
ヒトの手がまた遠ざける
捨て石の騎士はいらないと
毎夜歌が聞こえる
どんなに遠くなろうとも
捨て石の騎士はただ聞く
届く歌声を受け止める
誰のために歌われる歌なのか…
ただ聞こえる限り姫の騎士であると強く想う
きらびやかな騎士達と美しいお姫さま
捨て石の騎士は仲間はずれ
動かぬ身で姫を想う
温かい笑顔が心にある
ヒトの手は届かない
捨て石の騎士は見当たらず
きらびやかな騎士達も忘れ去った
必要ないと忘れ去った
ヒトの手はもう届かない
捨て石の騎士は暗闇の奥底に
それでも歌は聞こえる
どんな場所にいようとも
捨て石の騎士は思い聞く
まだ貴女の騎士でいいですか?
誰のために流れる歌なのか…
きらめく宝石騎士は既に無く
最後に残った捨て石は
最後の騎士として
貴女の代わりに砕け散る
青い目に映った姫の顔
ただ悲しく泣いていた
毎夜聞こえたあの歌が自分の為だと知る
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