「夜を待つ」リマスター

ヨンセン

※数日前に投稿した「夜を待つ」をミックスし直しました。

微かな道も途絶えて
見上げた先に何も無くて
抱えたひざを見つめて
差し込む光　不安ばかり

遠くにある　そう願うばかりで
元に戻らない　戻したくもない

繰り返すだけの時間に生きている
変わらぬ世界で終わりを待つだけ
触れないことだけ目を走らせながら
影を探し出し息を殺している

青すぎた空　悲しく
僕の居場所は何処にもない

未来描き伏し目がちになる
出口がないまま迷いは果てなく

失う時間が思い出させるんだ
鉄の階段に当たる靴の音
僕は「何処にでもあるもの」になるだけ
記憶も願いも空に還るだけ

何もかもがありふれた話
自分につぶやき這い上がるだけさ
堕落手放して動くしかないさ

影を飲み込んだ明日を描写して
鳴らない電話に怯えないように
誰にも消せない本当の僕はいる
世界を閉じたら出口は見えるさ

すべてが遅いとしても
最後の意志が散るとしても