憧れ狂った
あのロックミュージシャンに
近付きたくて買ったこのレスポールを
覚えたばかりの簡単なコードで
弾いた時からずっと忘れられない夢…

ありふれた日常の感動にも慣れ
涙を流したのはもうずっと前だ
あの頃に持っていた悔しい気持ちは
しょうがないやの繰り返しでなくなっていた

部屋の隅っこで埃かぶってる
私のレスポールは今日も泣いてるだろうな

思い出せないくらいの衝動を
もう一度だけ起こしてみたくて
忘れかけてた青春のうたを口ずさむ
なんだこの感情は
なんなんだこの悔しい気持ちは
錆び付いた未来を変えるのは
今しかないかも

いつかの過ち
埋まらない日々
きっとどこかに落としてきたlyric
melodyさえも今や0に
全部情けない自分のせいだ
テキトーを正当化してる現状
返答面倒誤魔化し延長
思い描いてた輝く未来は遠い
願い続けるだけで泣いた
頑張ることをバカにしないで
素直な優しさに心開いて
演じる優等生な私は
赤点回避に必死だろうな

隠れて泣いていたあの日の私は
晴れた空が眩しくて苦手だった

思い出せないくらいの衝動を
もう一度だけ起こしてみたくて
忘れかけた青春のうたを口ずさむ
そうだこの感覚だ
そうだったこの無敵な感じだ

思い出した
ほろ苦いな
熱い涙

譲れないプライドだけはまだ持ってて
それをうまく隠すことが大人なのかな
たまに見せる子供みたいな無邪気な笑顔が
美しいと思えた

うまくいかないことなんて当たり前で
どこかでなんとかなるって思えてる
泣きながら見上げたあの空は
嘘みたいに綺麗で違って見えた