『容疑者モナリザ』

 "また一人、犠牲になった”
 裏通りを巡る粋なニュース
 大きなカンバス塗り固めた
 探偵の推理に拍手の雨

 真実を浮き彫りにした
 そこからは
 なにが見えるのだろう
 君に何人殺された?
 絵筆の先からしたたる血
 君の微笑みは毒をばらまいて

 まるで指名手配の写真
 恨めしく見上げた
 一枚の絵画
 月夜にナイフを突き立てた
 微笑う(わらう)君の名は
 モナリザ


 "また一つ墓標が増えた”
 犇めいた十字架、踊るミューズ
 小さなアトリエに残された
 壊れた画材が笑い狂う

 永遠と呼ばれるものは
 どれほどの
 嘘を孕むのだろう
 君はいつまで笑うのか?
 踏まれた絵の具は固まった
 君の囁きに五感まで消えた

 そして迷宮迷い込む夜は
 美しく汚れた
 二人きりの部屋
 悪夢も理論も飾りだと
 嘲笑う(わらう)君の名は
 モナリザ


 それは指名手配の絵画
 殺人の容疑は
 机上の空論
 手錠の鎖も撫でつけて
 嘆く君の名は
 モナリザ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲募集】容疑者モナリザ

ダヴィンチさんに怒られるかしら。もし怒られたら消します、そんな歌詞。

モナリザの絵は好きですが、同時にどこか恐ろしくも感じます。
あの微笑みの裏には何が隠れているのか……考え出すと、夜も眠れますん←どっち?

芸術家は理論ではなく芸術に殺されるのです、たぶん。


さて。
曲を付けてやろうという芸術家さまがいらっしゃいましたら、ピアプロ上で僕を逮捕っ(?)!

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投稿日:2013/03/18 12:52:07

文字数:448文字

カテゴリ:歌詞

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