地縛的に日々を過ごす僕を
写真に撮ろうとするヒトがいた
追い払おうと脅かしたら
「会話が出来る!」
と喜んでいた…

最初は気付きもしなかったんだ
見もしなかった 風景だった
なのに君が僕を熱心に
見つめてくれちゃあ 気付いちゃうだろ

「こんな汚い世界でごめんな」
何様でもない癖に謝った
「でも紫陽花は綺麗だよ」
君は笑ってそう言った


いつでも去ってやれるんだ こんな世界
それを有言実行したんだ
どうでもいい毎日と 面白くない自分に
落し前つけるために飛び降りたら

偶々君が見えちゃっただけ
聞こえちゃっただけここに居るだけ
炎天直下
これが罰だと悟った

幽霊的に日々は大層奇なり
写真に映らず 立ち去れもせず
悔いちゃいけないよ辞めたこと
羨むことすら諦めたこと

君との時間を思い返すよ
僕を否定しまいと頑張る
でもさ遠くに見える君は年相応
やっぱそうだよな
君を付き合わせるのは違うよな

「子供はうるさくて嫌いなんだ」
無いはずの心が軋んだ
「子どもじゃないよ」
怒ってから寂しそうに君は笑った


いつでも突っぱねてたんだこんな世界
優しくされるのは怖かった
人でなしの毎日と 漬け込んでくる甘さに
抗議抵抗するためのストライキを

この広い宇宙の窮屈な世間
同じ場所 ここに居る訳
梅雨空の下
これは罪だと知った


おーい 君が元気なら
僕は虚構の塊だ
おーい 君は謙虚だから
ちっと気をつけな悪い奴には
おーい 僕に涙は無いけど
君は確かに器で掬った
おーい 聞こえますか?
聴こえちゃダメなんだよ


いつでも去ってやれるんだ こんな世界
それを有言実行するんだ
君といた毎日と 面白くない自分に
落し前つけるためまた飛び降りたら

偶々君が見えちゃっただけ
聞こえちゃっただけ一緒に居ただけ
ありがとうな
青空の下
小さい花のブーケを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】初音ミク - 地縛的な日々と紫陽花

偶々見えちゃっただけ。

閲覧数:85

投稿日:2022/07/09 15:46:37

文字数:784文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました