『オリジナルソング』
作詞・くさびん

一世一代の戯れ言
「叶えたい夢があるんだ」
答えは案の定正論理論武装
ただ一縷の希望
「それに見合う努力しなさい」
応えはもちろん縋り付き頷いた

独学重ねた　努力努めた
言わずもがな、それでも足りない夢への渡航費
時間過ぎた　季節流れた
すべからく僕は「これでも足りないか」って嗚咽飲み込んだ

いっせーのせ、で歌う僕の歌は
誰かに響くかは分からない
でも歌わずにはいられない
いっせーのせ、で紡ぐ僕の言葉
不平不満ばっかでゴメンね
でも歌わずにはいられないや

一喜一憂の目標
敵わない壁が阻む
堪えはしたけれど
千載一遇の人生
「適わない」なんて言わないで
進んでいる限り分からないモンだ

理想重ねた　願い束ねた
拙い旋律、何かが足りない夢への挑戦状
時間過ぎた　季節流れた
いつの日か僕は「いつになりゃ成れるか」って溜め息を吐いた

いっせーのせ、で叫ぶ僕の歌は
想いが伝うかは分からない
けど叫ばずにはいられない
いっせーのせ、で綴る僕の言葉
主観主張ばっかで飽きるが
でも叫ばずにはいられないや

今僕がここで歌わなくたって
きっといつか別の誰かが歌うとしても
今僕がここで歌わなかったら
きっとそれで後悔をするくらいなら
汚くても拙くても
今すぐにでも歌ってやる

いっせーのせ、で歌う僕の歌は
誰かに響くかは分からない
でも歌わずにはいられない
いっせーのせ、で紡ぐ僕の言葉
不平不満ばっかでゴメンね
でも歌わずにはいられないや

十人十色　一期一会
一度しかない人生
絶体絶命　戦々恐々
泣きたくなったりするさ
そんな想いを、そんな祈りを
その涙も全て突っ込んで
込められる全てを詰めて歌ってやる
オリジナルソングを
「俺」だけのソングを
「僕」だけのソングを
「自分」だけにしか歌い切れない
拙い戯れ言の歌を