終わった この終焉
これは始まりだ
ここで俺だけで 生きていく
君の声は 聴きたくないと心を塞ぐ
壊して もういっそ
跡形も無く
その姿が 消え失せるまで
ただ毎日 過ぎる日々では
何もない それが常識で
与えられる 恋も陳腐
色彩さえ褪せて ぼやけている
錆び付いた ネジの先には
変えられない 終わりがあって
いつも同じ どこか歪む
残酷に未来へ ただ向かってく
終わってみたら こんな繋がり
もう二度と 戻せないから棄てられ
路地裏で紡いでた 何万の唄さえも枯れる
俺から奪い取った 記憶の破片が
朽ち果ててくのが 愉しい
悲しき寂れた街に 面影も無く
吠える狗に ナイフを刺した
腰の立たない 臆病者は
瞳を逸らす
両手を摺り抜けた 薄い既視感が
また下へ 逃げ出した
暗い夜 宵に抱き込まれた
蒸し返る世界も 良いけど
先にはもう 進めないな
変わり果てた 君に呟く
「ルールを守らないと こうなる」
恋愛にも 規則押し付けて
ゴミの様な愛を 愛と言う
無常なんて いつも通りだ
今に始まった事じゃ ないから
何でも叶う そんな世界じゃ
毒されてて 抗う訳がない
痛いなんて 感情に
浸かってんのは 俺らだけだけど
誰かが歌ってった 安そうな恋歌
聴き惚れてるのが 滑稽
腐り堕ちた中で 揺れる心に
何もかも 届かないなら
俺だけ居ない 世界の果てで君に叫ぶ
元通り涙も 枯れる
泣きつくし ただ突っ立って
炎天下 陽炎だけ啼いていた
遺れ(のこれ)ないなら 全部壊して
記憶さえ 上書きできると
過剰心理 支配した
ただ泣き崩れた 俺は誰だ
「誰か」と認識され 消えて逝く君に
片手を伸ばし 縋り付く
囁く全能も 君の存在に
勝てる事はない 幻想
時に埋もれ崩れ続け 未来に続く
敗れた君の写真 それは過去の物
君をまだ此処に 魅せていた
風が拐い 独り歌い続けた
溢れるこの感情 巡る軌跡も
焼け爛れた 痛みでさえも
此処に生きる 俺の証と思い進んで
いつかは見えてくる 俺の終着点
消えてった 君の為にも
終わらせる 幻想に狂う世界
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