電話越しの君の声
辛い気持ちを拒んで
3分40秒のその会話で
僕らの糸は切れてしまった

拙い感謝が恥ずかしくて
言わないと伝わらないのに
馬鹿みたいな子供の僕
暗い画面に写った僕の瞳

ごめんねしか言えなくて
情けなさに膝をついた
夏に揺れる痛い風と
ただ揺蕩う感情の色
春が終わって、夏がくる癖に
君はもう夏にいなくて
空っぽの右隣、空っぽの右目の視界

電話越しの物音と
辛い弱音を拒んで
3分40秒のその会話で
僕が見落としたSOS

たった5文字が恥ずかしくて
言わないと伝わらないのに
馬鹿みたいに子供の僕
水溜まりに沈んだ僕の涙

励まししか出来なくて
情けなさが胸を刺した
夏に揺れる僕の命
ただ彷徨う激情の行方
春が終わって、夏が来る度に
僕の孤独を痛感して
空っぽの心の奥、空っぽの教室の隅

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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3分40秒

3分40秒で途切れてしまった糸、
僕はどうすれば償える?

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投稿日:2025/03/26 07:35:51

文字数:355文字

カテゴリ:歌詞

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