暗闇にそっと
「ごめんね」そう呟く
刺さったままの棘が
抜けるような気がして


いつかこうなること
分かってたよ
固く目を閉じていただけで


キミのこと　閉じ込めて
見えない糸　結んだのは
僕自身で　キミの笑顔を
ただ近くで　見ていたくて
そんな表情　涙にじむ
虚ろな顔　見せないでよ
間違ってる　言いたげな目
気付いてたよ　分かってたよ


後戻りはできない……そうだよ
僕だけの“たからもの”


暗闇にそっと
「好きだよ」そう囁く
“好きだよ”と言うキミの
声聞こえる気がして


何も聞こえない
それが全て
聞こえないフリしてただけで


キミのこと　歪んだ愛で
包み込んで　縛り付けて
僕のことだけ　映す瞳
酔いしれたい　ただそれだけ
今はただ　笑っていて
キミに似合う　そう思って
ガラス細工　バラの飾り
体中　つけてあげる

永遠に愛してる……誓うよ
僕だけの“たからもの”


何度でも言うよキミに「大好き」
キミの返事聞きたい


こんなにも　愛してるよ
キミのことを　どうしてなの
キミの答えは　聞けないまま
歪んでる　間違ってる
訴える目　いや！やめてよ！！
その目苦手　責める瞳
憐みの表情　僕にはもう
耐えられない　だから……だから……


もう終わりにしよう……さよなら。
永遠に僕のもの





ひらがなver.

くらやみにそっと
「ごめんね」そうつぶやく
ささったままのとげが
ぬけるようなきがして
いつかこうなること
わかってたよ
かたくめをとじていただけで
きみのこととじこめて
みえないいとむすんだのは
ぼくじしんできみのえがおを
ただちかくでみていたくて
そんなかおなみだにじむ
うつろなかおみせないでよ
まちがってるいいたげなめ
きづいてたよわかってたよ
あともどりはできない……そうだよ
ぼくだけの“たからもの”


くらやみにそっと
「すきだよ」そうささやく
“すきだよ”というきみの
こえきこえるきがして
なにもきこえない
それがすべて
きこえないふりしてただけで
きみのことゆがんだあいで
つつみこんでしばりつけて
ぼくのことだけうつすひとみ
よいしれたいただそれだけ
いまはただわらっていて
きみににあうそうおもって
がらすざいくばらのかざり
からだじゅうつけてあげる
えいえんにあいしてる……ちかうよ
ぼくだけの“たからもの”


なんどでもいうよきみに「だいすき」
きみのへんじききたい


こんなにもあいしてるよ
きみのことをどうしてなの
きみのこたえはきけないまま
ゆがんでるまちがってる
うったえるめいや！やめてよ！！
そのめにがてせめるひとみ
あわれみのかおぼくにはもう
たえられないだから……だから……

もうおわりにしよう……さよなら。
えいえんにぼくのもの