さあさ、おいでませ空中楼閣、何人も十把一絡げ
下界の憂いを一時忘れて、他人、懇ろ、吹き溜まり
空の盃にゃ追い酒をさあ空の頭にゃ愛嬌を
へべれけ、不作法、のんべんだらりん、酒色漂う花街の風
どうせ死ぬ身の一踊り
嗚呼、どうにもこうにもいかないな、ここらでちょいと一休み
何でもかんでも引き連れて、大手で行進ケラケラと
さあさ、お立ち寄り空中楼閣、客引き小町の腰提灯
浮世の彼是一時忘れて、皆様立ち会い御刮目
とんと解らぬ小唄に合わせて、狂人演者が鶴の声
背中にゃ小粋な花喰い怪鳥、淫蕩ぱっぱら千鳥足
どうせ逝く身の一語り
嗚呼、どうにもこうにもいかないな、ここらでちょいと一休み
何でもかんでも引き連れて、大手で行進ケラケラと
うんともすんとも言わないな、だんまり少女と禅問答
夢も希望もありゃないな、金持ち天下とからっ風
浄瑠璃語る猫が行く
狐面少女が舞い踊る
月夜に溶けた曼珠沙華
宵闇、ヨイ酔い、好い加減
何ぞそんなに悲しきや?
上戸鴉が問いかける
ほろりほろりと涙雨
唐傘、カラカラ、空銚子
嗚呼、
ピーチクパーチクのたまって、ちゃらぽこ、ちゃっちゃら口三味線
すっちゃかめっちゃか騒ぎたて、浮世の不満をたらたらと
積んでも積んでも崩されて、賽の河原でイライラと。
行くも帰るも出来ないな、六文銭すりゃありゃしない
にっちもさっちもいかないな、ここらでちょいと狡休み。
否でも応でも引き連れて、落伍者挙ってゾロゾロと
明けても暮れても呑んだくれ 空中楼閣ユラユラと
兎にも角にも生きにくい、地に足ついては生きにくい
三千世界の鴉を縊ってさあ眠りましょ
三千世界の鴉を縊って・・・・ちょいとここらで一眠り
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