注意
黒うさP様のACUTEを聞き
ボルテージが上がってしまった!
後悔はしていない!
自己解釈と言っても
ACUTEについて語るスレの
皆さんの解釈を引用させていただいております。
ご了承ください。
また
それは違うだろ、と思っても、
何も言わずに生ぬるい目で見守ってください。
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「アナタノスベテヲ奪ッテアゲル…。」
歪んだ微笑を浮かべながら
血を吐きながら倒れていくミク。
ミクは私の手を離した。
あたかも私が刺したような状態。
その言葉は
私に向けられた言葉なのか。
それとも…
「はいチーズ!」
幼馴染のカイトとミクと撮った写真。
それは幸せな日々を映し出している。
3人は小さいころから一緒に過ごしていた。
それ故に
特別な感情を抱くことは
当たり前のことだった。
私はいつの間にかカイトのことを好きになっていた。
いつからかは分からない。
きっと思春期に入った頃からだろう。
「私、カイトのこと好き。」
「え………」
戸惑うことも無理ないだろう。
今まで兄妹のように過ごしてきた相手が
自分に好意を持つなど。
「返事、いらないよ。
私がカイトのこと好きってことだけ、伝えたかったから。」
「あ…」
意外とあっさりしたものだった。
私は特に付き合いたいとは思っていなかった。
ただ、この気持ちに整理をつけたかっただけだったのだから。
私はそのままカイトに背を向け歩いた。
のだが、
「…っ!?」
「俺も…俺も好きだ、ルカ。」
後ろから抱きしめられる。
いつからだろうか、
カイトが私を呼び捨てで呼ぶようになったのは。
いつからだろうか、
私よりも身長が高くなったのは。
いつからだろうか、
声が大人の声になっていたのは。
いつからだろうか、
カイトがもう、こんなに大人になってたのは。
「好き、付き合って。」
「…うん…」
付き合うなんて思ってもいなかった。
予想外の展開。
そこから溺れるように
私はカイトを愛していった。
これほど人を愛したのは初めてだった。
何もかもが初めて。
「何で連絡取ってくれないの!?
私のこと嫌いになったの!?」
「だから俺だって忙しいんだ。
いつもいつも構ってやるほど時間が無いんだよ!!」
「何それ…信じられない。
ばいばい、カイト。
大嫌い。」
付き合う覚悟も無かった私には
付き合うという行為は早すぎたのだ。
友達とケンカしていてイライラしていたのも
多分あったと思う。
しかし私が投げ出し、
全てを終わらせてしまったのだ。
後悔しかなかった。
雨が降る中、一人で泣いた。
街中の光がやけに眩しくて。
唇を強くかみ締めた。
「ばいばーい!」
私よりも少し年下ぐらいの子が
どこかで友達に別れを告げる。
無論、私はそんなことも気にも留めず。
「…あれ?ルカ?」
「……ミク…」
多分私、
とてもひどい顔をしてるだろう。
泣いた顔を隠すように
私は下を向いた。
「ルカって、
昔からそうやって俯いて隠すクセがあるんだよねー。
気づいてた?」
少し私をからかう様にミクは笑った。
そして私の手を握り、
傘の中に入れてくれた。
「少しウチんち寄ろうか!」
第2話に続く…
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