僕は
あの黄色い空を飛ばない
「絶望するには早すぎる」
あなたのセリフは
流行りのメロディーに乗せると
まるで説得力が無いのです
願わくば
時代遅れの澄み切った便箋に
クレヨンで書きなぐり
僕に下さい
痛むのはいつも内側(ナカ)だから
どんな刃物も
僕を本当に傷付けることは叶わない
風色の羽で空を飛ぶ
まとわりつく時間すら追い越して
あなたが好き と呟けば
何故だろう
頭痛がするのです
この青いグラデーションは僕のもの
明らかに墜死する高さで
僕は笑う
どこまで下らない歌を作れるか
試しているあなたの魔法仕掛けの声は
僕を縛り付けるのです
キレイゴトを生み直すのはヤメて
どうかその声を止めて
僕はまだ飛んでいたいのに
碧い蒼い空を両手に抱(だ)いて
青に抱(いだ)かれていたいのです
汚された黄色い空を
僕に見せないようにして
あなたの魔法仕掛けの声は
僕の羽根を凍らせるのです
低俗な歌を歌わないで
好きになってしまいます
汚れたこの世界を
あなたのためだけに
地面に降り立って
大人になってしまうのです
僕はあの黄色い空を飛べない
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