【鏡音レン】狸の婿入り【和風オリジナル】
空腹のあまり村娘に噛みついてしまった子狸は、一度は捕まってしまうものの、可哀想に思った村人達に助けてもらいました。子狸は恩返しのため人間に化けると、村の仕事を一生懸命手伝いました。そして、最初に噛みついてしまった村娘と結ばれ、末永く幸せに暮らしました。――民話「狸の婿入り」より――
歌詞です↓
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【狸の婿入り】
『一番』
たま雪 群青の空 雀鷹は鳴く
枯れた大地は残酷に
か細き灯火吹き消せと
飢えし眼の迷い子は
咎なる道さえ選び行く
「痛い」 気付く
己が犯した過ちに
「痛い」 嗚咽
渡る空に悔やみて
熱き血潮 消せなき罪
捕らわれし
忘れることできようか
触れたるその温もりを
君の声が 風に舞いて
温かな瞳 一緒だよと
差し出す手を 恐れつつも
気づいていた 恋の香り
樫の木 餅をつく声 遠く響く祭り囃子
『二番』
その娘は美しく
笑えば鈴の花のごとく
この心に刻みしこと
父よ母よ、許したまえ
焦がれるのは
あの娘の静かな
あの娘の宵闇
映うた終焉
妖怪名残歌
泣いて銀の刃をかざし
夜は救いの時
瞳に絶え間なき人の夢ならば
鳴神御子ら夢となり
見たい 君の笑顔
「嗚呼 遠き明日願いたもうは罪でせうか」
妖さえも耐えられぬ恋心
どれほど舐め続けても
熱をやどす傷のように
深い罪を 全てくるみ
この温もり 君の姿
咲き誇った 景色を見て
永久に枯れぬ 実りに化け
はやぶさ 天に舞い
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