『白い影』
                花信

ゆらゆらと ささやくように 
揺れるカーテンの 片隅に
隠れるような やわらかな影をみた

さらさらと ぼくの肩先を
すり抜けていった 風は
ぼくになにかを 語りかけるようだった

そっと まぶたを閉じると
よみがえる あの街の景色
もう 戻れないあの頃
ぼくの背中にあったぬくもりは 消えてゆく

ざわめいた 心の中に
住みついた虫は たやすく
にげてくような やさしいものじゃない

やわらかな 白い影に
包まれ眠りたい やさしく
それがたとえ まぼろしに消えようとも

そっと まぶたを閉じれば
なにもかも ちがうものに
そう なっていればと思う
すべて投げ出せしてけるほど 強いのかな?

おだやかに 揺れる風は
いつか出会った きみで
そばにいないけど 寄り添ってるようだった

道の片隅に咲く花は つよく儚くとも
凛とそこにたたずんているね

そっと まぶたを閉じると
思い出す きみの面影は
もう この手にないけれど
そっと ずっと しあわせ願っている

ナミダの風に背中をおされて、、あぁ

揺れ動く影の匂いに誘われてくように、、

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『白い影』

閲覧数:29

投稿日:2012/07/14 18:51:12

文字数:499文字

カテゴリ:歌詞

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