ふりしきる雪の中
君の斜め後ろを歩いていた
夜風が頬を冷たくして
吐く息はただただ白くて
遠くから見つめてた
隣に行きたくて
少しでも距離を縮めたくて
背伸びをしてた
ふりしきる雪の中
君の斜め後ろを歩いていた
指先が冷たくなって
それでも
そんなことはかまわずに
ただ君を追う
どうしてなの?届かないよ
届きそうで届かない
その瞳は何をうつす?
夕闇にのまれ消えそう
ふとした優しさに
期待してしまったの
その場所にたどり着けるかなって
夜空を見上げた
降りしきる雪の中
君の後ろ姿を探している
視界がせまくなって
どんどん ぼやけていって 見えなくなって
今どこにいる?
振り返らず君は行った
歩調ゆるめることもなく
きっとまた会えるだなんて
何故そう思ったのだろう
まぶしい
見えない
冷たい
苦しい
さわれば溶けて消えてしまってく
悲しい
切ない
つらくて
いたいよ
深い蒼にすいこまれていく
届かない 伸ばしても
叶わない 願っても
どうして 届いて ねえ お願い 届いて
追いかけて 転んでも 立ち上がり 行くから
会いたい もう一度だけ
君の後ろ姿見てた
隣に立つことはできず
強く想う
君のそばにいられたら
と、つぶやいても
もう見えない
もう聞こえない
白い雪が宙舞うだけ
*snow*
のりPさんの作品(http://piapro.jp/content/su6mg5f74fmcfq20)に応募させていただいた歌詞です。
この曲を聴いて思い浮かんできた私なりの冬のストーリーに出てくる女の子の気持ちを歌わせてみました。
“ある程度聴き手の皆様に「多様な解釈を持たせるような」物語的な、曲として頭から終わりまでストーリー性を重んじた作品”ということでしたが、自分の歌詞を客観的にみることができず、希望にそったものに出来上がったかはなはだ不安です。
また、出来上がっている音に歌詞をつけるというのは初めてで、語数とか語感を大事にしながら感情をのせるということのむずかしさを痛感しました。
多少無理やり詰め込んだ言葉もあります。
でも、勉強になり、とても楽しかったです。
この曲に合わせて、自分なりの作品を作れたことがとても嬉しいです。
このような機会を与えてくださったのりPさんに感謝をします。
※最後の宙は「そら」と読んでください。
[11/5 追記]
この歌詞の内容についてひとことだけ。
「届かない場所」がいちばんのテーマです。
そして、冬の雰囲気とこの恋の切なさと苦しさを重ねてみたつもりです。
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