「だれ?」
「初音さん、彼は私と同じクラスの神木がくぽよ」
「ふーん」
「で、何の用?」
「巡音さん、その聞き方はお客に対して失礼な聞き方よ」
「緑絵さん、そう硬くならなくても」
「しかし、そういうところから気をつけていかないと」
「さきほどから俺を無視して話していないか・・・・・」
神木がくぽが言った。そういえばわすれてたわ。
「じゃあ、もう一度聞くけど、何の用?」
「入部したいのだが」
「なら赤原先生よ」
「入部届書いてきた?」
「これです」
「はい、どうもっっ!?」
「どうしたんですか?赤原先生」
「ちょっと、これ、どういうことよっっ!!!???」
「先生?」
「入部の理由のところ見て」
「ん?入部の理由・・・一番ぬるそうな部活だからぁ!?」
『ええっっ!!』
何こいつ超失礼!!
「他の部活に体験入部してみたが、どれもこれも・・・なんていうか、熱すぎるんだ」
「だからって、うちの部活がぬるいなんて・・・・・」
「だってそうだろ?」
カッチーン。
「そんなやつなんかにうちの部活に入って欲しくない!!!!!!!!!」
「ちょっとミク、そんなこと言っちゃダメよ」
「だってルカ」
「そいつの言うとおりだろ?この部活は、元々部員数が少ないからな」
「うっ・・・」
「赤原先生、どうしますか?」
青峰くんが聞いた。
「まぁ、入部したいというのをことわるわけにもいかないしねぇ」
「先生こんなやつの入部を許可するんですか!?」
「確かに、彼の言うとおり、このミステリー研究会は部員数が少ないわ」
「グミちゃんまで・・・」
「先生早くハンコを押してください」
「仕方が無いか・・・」
赤原先生はハンコを押した。
「はぁ~~~~~~、じゃあさっそく今日から」
「ああ、今日は帰る」
『はぁっ!?』
「今日は忙しいんだ」
「初日はいるべきでしょっ!?」
わたしはキレちゃいそうになった。いや、キレてないっすよ?
「今日は入部届を出すのが目的だったからな」
神木がくぽは引き戸に手をかけた。
「じゃあな」
ガラッ・・・
神木は入ってきた時と同じように出て行った。
「何あいつむっかつく~~!!」
「ミク落ち着いて」
「これが落ち着けるの、ルカ!あんな風に言われて!!」
「あーあどうなっちゃうのかしら」
『大丈夫でしょ?」
「ん?って、うわぁ!!いつの間にいたの鏡音姉弟!!」
ふと、隣をみると鏡音姉弟が駄菓子を食べていた。
「ねぇリンちゃん、大丈夫でしょってどういう意味なの?」
ルカが聞いた。
「いざってなったら、退部させればいいってこと。だから、大丈夫なの」
そうは言ってもねぇ・・・
そう簡単に行くかな?
でも、あいつはまたやってきた。
今にも泣きそうな、苦しそうな顔で
『たすけてくれ』
そう言って・・・
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