A
『吸い込んで　吐き出して』
ただそれだけのことでも
苦しくて　重たくて
チクリと肺を刺すようだ

『衰込んで　破棄出して』
言葉遊びでごまかす
辛いのに　痛いのに
止めないために絶つ退路

B
名前つけたはずの物
僕のための物
好きになるため　名づけたのに
呼ぶことはない

それなら捨ててしまえば
簡単なことでしょ
生きていくため　無くしたのに
気がつけば探してる

S
オレンジ色　染めておくれ
僕の全て　皮膚の裏まで
遠く遠く　遥か先の彼方
僕の目に　映るものも

オレンジ色　染めておくれ
今日の終わり　僕の終わりを
体をドクドク　流れる血を


2A
『吸い込んで　吐き出して』
繰り返すその作業が
追い詰める　追い詰める
ぐさりと胸を刺すようだ

『睡込んで　覇気出して』
言葉遊びを続けて
軽くなる　この命
止めないために絶つ退路

2B
大切に仕舞った物
僕の宝物
忘れないため　残したのに
見ることはない

それなら捨ててしまえば
楽になるはずだと
生きていくため　失くしたのに
気がつけば探してる

2S
オレンジ色　染めておくれ
心の奥　傷の跡まで
長く長く　続く先の彼方
僕のこの　世界までも

オレンジ色　染めておくれ
ひとつひとつ　影を伸ばして
体をドクドク　流れる血を

C
虚実に　殴られ　息して生きてる
終わるまで終わらない呼気
虚構も　真理も　貪る空気も
まだ終わらない

3S
オレンジ色　染めておくれ
僕の全て　世界の全て
遠く遠く　遥か先の彼方
僕の目に　映るものも

オレンジ色　染めておくれ
今日の終わり　僕の終わりを
体をドクドク　流れる血を

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A
すいこんで　はきだして
ただそれだけの　ことでも
くるしくて　おもたくて
ちくりと　はいお　さすよおだ

すいこんで　はきだして
ことばあそびで　ごまかす
つらいのに　いたいのに
やめない　ために　たつたいろ

B
なまえつけたはずのもの
ぼくのためのもの
すきになるため　なづけたのに
よぶことはない

それならすててしまえば
かんたんなことでしょ
いきていくため　なくしたのに
きがつけば　さがしてる

S
おれんじいろ　そめておくれ
ぼくのすべて　ひふのうらまで
とおくとおく　はるかさきのかなた
ぼくのめに　うつるものも

おれんじいろ　そめておくれ
きょおのおわり　ぼくのおわりお
からだお　どくどく　ながれるちお

2A
すいこんで　はきだして
くりかえすその　さぎょおが
おいつめる　おいつめる
ぐさりと　むねお　さすよおだ

すいこんで　はきだして
ことばあそびお　つづけて
かるくなる　このいのち
とめないために　たつたいろ

2B
たいせつにしまったもの
ぼくのたからもの
わすれないため　のこしたのに
みることはない

それならすててしまえば
らくになるはずだと
いきていくため　なくしたのに
きがつけば　さがしてる

2S
おれんじいろ　そめておくれ
こころのおく　きずのあとまで
ながくながく　つづくさきのかなた
ぼくのこの　せかいまでも

おれんじいろ　そめておくれ
ひとつひとつ　かげおのばして
からだお　どくどく　ながれるちお

C
きょじつに　なぐられ　いきして　いきてる
おわるまで　おわらない　こき
きょこうも　しんりも　むさぼる　くうきも
まだおわらない

3S
おれんじいろ　そめておくれ
ぼくのすべて　せかいのすべて
とおくとおく　はるかさきのかなた
ぼくのめに　うつるものも

おれんじいろ　そめておくれ
きょおのおわり　ぼくのおわりお
からだお　どくどく　ながれるちお