時を待つ冬芽を見上げて
移りゆく季節が
衣替えする軽やかさに
先ぶれを感じ取る

澄んだ空にまた
いつの日か虹がかかる
もう一度会えると
花咲くころ憧れて

ぬかるみを踏んで
ふたり手をつないだまま
密やかに疼く心を
抱きしめる

誰もが眠りについたころ
あふれ出す微笑み
柔らかな日差しを夢見た
星のときめく世界

北へ渡る鳥を見つめて
変わりゆく季節が
遠く暖かく呼ぶ声に
ただ耳を傾ける

薫る風にまた
待ちかねた歌が混じる
流れ込む金色
ほんのわずか導いて

静かに乱れて
ふたり前を向いたまま
額に落ちる前髪を
かき上げる

もつれる想いに澱む音
満ち足りたため息
八重の潮路の遥か彼方
影のゆらめく世界

扉を開いて
ふたり立ち止まったまま
日々の安らかな暮らしを
思いやる

ゆらゆらと染まる水の底
沈んだ佇まい
優しく夕暮れを包んだ
夜のほのめく世界

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【初音ミク】 ほのめく世界 【オリジナル曲歌詞】

閲覧数:176

投稿日:2018/05/02 19:11:20

文字数:383文字

カテゴリ:歌詞

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