サンダル放り投げた午後だった
海岸歩く ひとり裸足で
車が横を通り過ぎ 秋風を匂わせた
君の笑顔を探す夏の旅は
そろそろ終わりにしなくちゃ
今年も会えなかったね
これで何回目かな
蝉が鳴かなくなった
砂浜も熱を失った
8月が終わる声がしたー
波に消えた私達の夏行きの切符
まだ探している記憶
君は私を見たら笑うかな
笑っていいよ
君の笑顔が見られるのなら
波に叫ぶ私の声は嗄れて届かない
砂に吸い込まれる涙が秋を呼んだー
思い出したくない夜だった
海岸歩く ひとり口笛吹いて
車が横を通り過ぎ 世界の日付を超えた
君の姿を探す逃避行は
終わりを迎えてエンドロールだ
来年なんてあるのかな
もしかしたらないかもね
風が冷たくなった
海水も熱を失った
恋が終わった夏でしたー
波に消えた私だけが知ってる
君の温もり
まだ探している欠片
君は私を見たら笑うかな
笑っていいよ
君の笑顔が見られるのなら
海に叫ぶ君の名前は波にさらわれた
砂に描いた未来が秋風に溶けたー
夏が枯れて嗄れて涸れた8月31日
君が私の手に残した夏行きの切符
君が私の脳に残した夏だけの記憶
君を忘れたくない
君の熱にまだ縋っていたい
恋が終わったのにそれをまだ信じてる
大好きでした
もう君は還ってこないから
私も次に進まなくちゃね
だから
君が作った曲を
口笛にして口ずさみながら
秋を迎えることにするよー
August
夏の思い出を全部砂浜に詰めて流して__
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